もし、猫ちゃんが何度も繰り返しトイレに行って、おしっこが少ししか出ていなかったら?

尿路結石と突発性膀胱炎の症状、原因と予防

大事な家族の一員である、かわいい猫ちゃん。
もし、あなたの大切な猫ちゃんが、何度も何度もトイレに行っている様子を目撃したら、その症状をよく観察して下さい。

おしっこはちゃんと出ていますか?
出にくそうにイキんではいませんか?
ポタポタしか出ていませんか?細い線でごく少量ではありませんか?

もし、こんな様子に気がつきましたら、飼い主さんはどうしますか?

「おしっこ出にくいのかな?ちょっと様子を見てみようかな。明日の朝もまだ出にくいみたいなら、動物病院に連れて行ってみようかな」
駄目です、手遅れになります。

今すぐに動物病院へ電話して連れて行って下さい!

飼い主さんは、猫のトイレの様子を四六時中見守っているわけではないのですから、猫ちゃんがいつからおしっこが出ていないのか正確に分からないはずです。

猫ちゃんはおしっこが出なくなると、命にかかわるほど危険です

様子がおかしいと気がついたときに、すぐに病院へ連れて行きましょう。
もし気がついたときが夕方なら、夜遅くまでやっている動物病院を探して、なんとしても当日中に行きましょう。もし病院が閉まっている時間帯でしたら、急患を受け入れてくれる動物病院を探すか、もしくは朝一番で病院へ駆け込みましょう。
病院へ行って、早くおしっこを出してもらわないと、腎臓をやられてしまいます
「明日まで様子を見てみよう」の判断が、後の悲しい結果にならないよう飼い主さんは即座に行動すべきです。

猫の尿路結石に注意

尿路結石の症状。原因はキャットフード。

我が家には計4匹の猫ちゃんがいます。その中の一番のお兄さんは5歳の雄猫です。

その彼ですが、ある時、突然おしっこが出なくなりました。
苦しそうに何度もトイレに行っていることに気がついたのは動物病院が閉まる30分前。すぐに動物病院へ電話をして駆け込みました。

先生が、猫を抱っこして膀胱の位置を触診します。おしっこがどれだけ溜まっているのか確認です。
そしてその後、鎮静剤(全身麻酔)の注射を打って、尿道に管を通して膀胱からおしっこを出すことをしました。
彼は、尿道がとても狭くなかなか管が通りませんでしたが、先生がとても丁寧に、とても慎重に、管を通して下さって、やっと出てきたおしっこには何やらサラサラとした砂のようなものが…

尿路結石です。

膀胱の中に溜まった尿石が、尿道を塞ぎ栓をしてしまったので、おしっこが出なくなってしまっていたのです。
尿石が出来てしまう主な原因はこちらです。

  • 充分な量の水を飲んでいない
  • 粗悪なドライキャットフード

「原因はごはんです。その辺で売っているものは絶対に食べさせないで下さい」と、動物病院の先生にハッキリと言われ、ホームセンターで売っているような安値のキャットフードの給餌を完全にストップされます。
キャットフードは、しばらくは療法食・ロイヤルカナン・phコントロール0(尿石を溶かす効果が最速)のみを食べるようにと処方されました。

尿路結石予防のキャットフード

正直それまでキャットフードについて深く考えていませんでした。ホームセンターで、その時その時にセールになっているようなものを適当に買っていたのです。
「下部尿路の健康維持」といった文字が入っているものがありますが、健康に対する効果は値段に相応するので安全ではありません。
成分のバランスが悪いカリカリ(ドライのキャットフード)ばかりを食べている猫ちゃんは、充分な量の水を飲んでいないと、おしっこが濃くなってしまい、尿石が詰まってしまうのです。
更には、彼は普通の猫より尿道が狭いという身体的特徴も発覚し、発症しやすいとのことです。

またおしっこが出ない。尿路結石?膀胱炎?原因は?

それから半年後。長男猫は、再びおしっこが出なくなりました。

この時は、おしっこはポタポタでははく、か細い線のような状態でかろうじて出ているという状態でしたが、完全に出なくなるとヤバイと思い、いつもの動物病院に電話をしようとしたところ、なんと休診日!
慌てて他の動物病院を探し、電話をして向かいました。

初めての動物病院です。
病院に着いて問診・診察をした後、やはり尿石だろうということで、処置をお願いしました。
こちらの病院の麻酔は、吸引でした。

 

そして帰宅した後。
麻酔がなかなか抜けません。目はずっとうつろなまま、朝まで計3回も吐きました。
今までこんなことはありませんでした。
いつもの動物病院では、計4匹の猫の去勢・避妊手術もしてきましたが、すべての猫が帰ってくる頃には元気いっぱい。ご飯もモリモリ食べています。

明らかにいつもの様子とはおかしいので、次の日の朝、すぐにいつもの動物病院へと助けを求めました。
すべての経緯を、ホームドクターである先生にお話した後の診断結果は、

突発性膀胱炎(原因はストレス)です。

昨日訪れた病院では、膀胱炎の、ぼの言葉も出てこなかったのに…

  1. いつもお世話になっている先生(ホームドクター)は、我が家が多頭飼いだということをご存知
  2. 多頭飼いの猫ちゃんはストレスが溜まることがある
  3. きちんとした尿路結石対応のキャットフードを日頃から食べている

つまり、ホームドクターは猫の飼育環境(家には赤ん坊猫もいること)まで把握しているので、総合的に診察結果を出して下さったんですね。
麻酔が抜けなかった件については、先生は「普通は、尿石の処置でそんな強い麻酔は使わないはずなんですが…まあ麻酔のせいでしょうね」と、吐き気止めの注射をして下さいました。

ここで、これからしばらくの間食べるキャットフードは、療法食プリスクリプション・ダイエット CDマルチケアコンフォート(突発性膀胱炎対応)が処方されました。

尿路結石と病気予防のキャットフード

療法食を処方されたら、その都度、必ず動物病院から購入を

療法食のパッケージには「獣医師専用」と書いてあります。

注意書き

注意書き

そうです、獣医師によって処方されるのが療法食です。
この療法食ですが、ネット通販で簡単に手に入りますが、飼い主さんの勝手な判断で購入して食べさせないで下さい。
何故なら、動物病院の先生は何のご飯をどれだけの期間に何袋食べたのかカルテに記入して病状を管理しています。
飼い主さんが、勝手に購入し勝手な量を食べさせてしまったら、その後また病気になって病院に通うことになった際に、適切な診断が下されない恐れがあります。

病院から処方された量を守り、定期的に病院へ報告し、療法食は必ず病院から購入するようにしましょう。
適切なご飯を食べさせていないと、大切な猫ちゃんの健康が損なわれる恐れがあります。

療法食は本来ネット通販で売ってはいけないものだそうです。人間の処方箋と一緒で、医師の責任のもとに処方されるものです。ネットで無責任に売っているのは非常に危険な行為とのことです。

尿路結石と膀胱炎

一番は、猫ちゃんが病気にならないようにすることです

尿路結石は、猫ちゃんにとって一番身近な病気です。どの猫ちゃんも、尿石が詰まってしまう可能性があります。
しかも、一度罹患してしまうと症状が繰り返すことがありますので、治療が猫ちゃんの体の大きな負担となります。

たくさん水を飲んでいても、安全ではないキャットフードを食べさせていたら病気になる可能性が高くなりますので、猫ちゃんの健康管理のため、飼い主さんが充分に納得したキャットフードを食べさせてあげるようにしましょう。

特に男の子。我が家の長男猫のように、尿道が狭いという猫ちゃんもいますから油断は禁物です。

その他の病気の発症も一緒です。完全肉食である猫ちゃんの体に適したキャットフードを食べさせてあげないと、消化器官が弱って不調を生じ、短命になってしまう恐れがあります。人間だって、栄養の偏った乱れた食生活を送っていたら、若くて体力のある人でも様々な病気に罹ってしまうのですから。

人間も猫も同じく、長生き・健康維持・病気の予防には、毎日の食生活が秘訣

長寿を目指し、栄養バランスの良いキャットフードを選んで下さい。キャットフードのお話はこちら

もしも病気になってしまったら、病院から処方された療法食を、必ず獣医師の指導を受けた量を与えて下さい。

公開日:
最終更新日:2016/04/10